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Report レースリポート

2016 SUPER FORMULA RACE REPORT

第3戦 富士スピードウェイ第3戦 富士スピードウェイ

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2016年7月16日(土)
天候:雨/曇
予選結果:
 #64 中嶋大祐:8位
 #65 ベルトラン・バゲット:4位
観客動員数 : 12,300人

2台揃ってのQ3進出。バゲットは自身のベストグリッド獲得!

梅雨時期ということもあり、不安定な気候が続く中、約1ヶ月半ぶりのレースとなるSUPER FORMULA第3戦が富士スピードウェイで行なわれた。

予選前のフリー走行の段階から小雨ではあるもののレインコンディションとなったため、WET宣言が出され、2台はウエットタイヤを装着してコースイン。大祐は11番手、バゲットは8番手をマークし、予選に備える。

雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、予選開始直前には止んでいた雨が再び降り出す。天候の悪化を見込んで、Q1開始時には早めにタイムを出しておきたいというマシンがずらりと列をなし、コースインを待つことに。最初のアタックに入るため、2台はウエットタイヤを入念に温め、アタックをした後、一旦ピットに戻り、タイヤを交換。残り時間7分となったあたりで再度Q2進出に向けてアタックを始める。その結果、大祐は10番手、バゲットは14番手でQ2進出を果たした。

そして、10分後に開始された7分間で争われるQ2。開始後すぐにコースインした2台は、天候も小康状態とあり、果敢にアタックをして、大祐はトップと0.012秒の僅差で2番手となり、バゲットもベストタイムを縮めて7番手でQ3への進出を決めた。Q3でも流れは良く、7分間をフルに使ってアタックをした結果、大祐は8番手、バゲットは自身のベストグリッドとなる4番手で予選を終えた。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「2人とも予選を十分に楽しませてくれました。2台揃ってのQ3進出は初めてで、この難しいコンディションの中、頑張ってくれたと思います。」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「Q3ではトップを狙って、毎ラップ全開でプッシュしたのですが、それが少し裏目に出てしまいました。結果論ですが、タイヤを労わりつつ、最後のラップに狙いを絞ってアタックするべきだったのかもしれません。トップも見えていた中での8番手というのはもちろん悔しいですが、精一杯やった上での結果ですので、気持ちを切り替えて明日のレースに臨みたいと思います。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Very happy about today's qualify. P4 is a very good result and a good reward for the team. We missed Q3 for nearly nothing in the two first races and it's good to finally make it. We had to work a lot on the set-up during the session because the car was not as good as I wanted it to be especially in Q1 but the team reacted really well and by Q3 the car was much better. Let's hope we can use this good starting position to achieve a good result during tomorrow's race.」

「今日の予選はとてもハッピーでした。予選4位のポジションはすごくうれしいことですし、チームにとっても良かったと思います。開幕戦と第2戦では惜しくもQ3進出を逃していたので、Q3でいいタイムが出せるようにチームはセットアップを進めてくれて、いい結果を出せたと思います。明日の決勝レースでは4位というスターティンググリッドをうまく使って、いいレースをしたいと思います。」




決勝
日付:2016年7月17日(日)
天候:曇
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:出走せず
 #65 ベルトラン・バゲット:リタイア(14位)
観客動員数 : 22,800人

好調の予選から一転・・・。フリー走行でのアクシデント、無念のリタイア。

決勝日となる日曜日も朝から曇り空ではあったものの、午前中に行なわれたフリー走行はドライコンディションで行なわれ、2台は決勝に向けた確認作業を繰り返していった。30分の走行が終わろうとしている頃に64号車は300Rで大きなクラッシュを喫し、マシンは大破。14時からの決勝レースまでにマシンを修復させることは不可能と判断され、レースへの出場を断念せざるを得ない状況となった。

14時に決勝レースはスタート。上位陣はスタート直後にバトルがあり、混乱が起こる中、1つ順位を上げて3番手でオープニングラップを終えたベルトラン・バゲット。3位のポジションを守りながら、周回を重ねていく。15周を終えた頃、コース上でスピンしたマシンがあり、セーフティーカーが導入される。このタイミングでバゲットはピットインをして、給油のみの作業を行なった後、そのままの順位でコースに復帰する。しばらく小康状態が続いたが、半分の周回が終わる頃、上位陣で順位が入れ替わるバトルが勃発。そんな中、バゲットは3番手を死守すべく、懸命にプッシュをしながらラップを重ねていたが、残り10周を切った頃、マシンの不調を訴える無線が入り、ピットに緊張が走る。何とかコースに留まって、結果を残したいところだったが、順位を5番手まで落とすことになる。それでもマシンの調子が回復せず、緊急ピットイン。タイヤを交換し、再コースインしようとしたが、マシンの損傷が見つかり、そのままレースを終えた。


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「フリー走行でマシンのコントロールを失い、クラッシュしてしまいました。ものすごい衝撃でしたが、幸い大きな怪我はありませんでした。身体を守ってくれたマシンとヘルメットに感謝しています。決勝を欠場することになり、マシンを準備してくれたチームや応援していただいている皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。引き続きご声援を宜しくお願いします。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Really disappointed today. Everything was going smoothly before the SC, I was running P3 and pulling away from the others before a few camber shims went away on the restart. I still could do decent laptimes after that but 9 laps before the end, all the camber shims went away and it was impossible to continue. It was a podium for sure. Anyway we stay focus and we'll try again next time!!!」

「今日は本当に残念でした。セーフティーカーが入るまでは順調で3番手を走っていましたが、リスタートの時にキャンバーシムというパーツに問題が発生しました。さらにチェッカーまで9周のところですべて外れていまい、走行を続けるのは不可能でした。今回は表彰台獲得も見えていただけに残念な結果になりましたが、これからも集中して戦っていきます。」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「大祐については、朝のフリー走行によるマシンの損傷がひどく、レースまでに復旧させることができませんでした。バゲットは非常にいいレースをしていましたが、マシンのトラブルに見舞われてしまい、初の表彰台が見えていたのに残念です。これに懲りることなく、次戦に向けて準備をしていきます。」

※次戦は8月20日・21日にツインリンクもてぎで行なわれます。




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