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Report レースリポート

2016 SUPER FORMULA RACE REPORT

第1戦 鈴鹿サーキット第1戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2016年4月23日(土)
天候:曇
予選結果:
 #64 中嶋大祐:19位
 #65 ベルトラン・バゲット:12位
観客動員数 : 22,000人

黄旗、赤旗に翻弄される予選展開に。決勝での巻き返しを誓う

いよいよ2016年シーズンの開幕戦を迎えた、全日本スーパーフォーミュラ選手権。朝のうちは曇が空を覆っていたが、午後に向けて青空も見えるようになり、過ごしやすい1日となった。朝のフリー走行をそれぞれ8番手、9番手で終え、14時の予選開始時刻を迎える。

Q1が開始すると、2台はコースイン。ストレートではマシンを揺らしながらタイヤを温め、アタックをする。一旦はピットに戻り、タイヤを交換、マシンのアジャストをして再びアタックをしようとピットを後にするが、残り時間が1分40秒を切った頃に、ライバルのマシンがスピンし、赤旗が提示される。残り3分で仕切り直して再開され、1周のアタックを進めていく。

バゲットは11番手でQ2に進出できたものの、大祐は1分39秒121のタイムで6番手タイムを叩き出したと思われたが、黄旗区間中のアタックとなってしまい、タイムが抹消となり、19番手で予選を終えた。

Q2は7分間で争われ、バゲットは懸命のアタックを行なうが、ここでも赤旗が提示されるアクシデントが発生し、またしても残り時間3分の戦いが火花を散らすことに。バゲットは懸命のアタックで1分38秒887のタイムをマークするが、12番手タイムで予選を終えることになった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「黄旗、赤旗に翻弄された予選でしたね。2回とも仕切り直したことで、タイミングが狂った感じがしますが、明日はそれこそ仕切り直してレースに臨みます。」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「不運にもアタック中に黄旗が出てしまい、タイム抹消となりました。自分が記録していたタイムは6番手で、十分にトップ争いを出来るレベルにあったと思うので、非常に残念です。ただ、マシンに競争力があることは確認できたので、自信につながりました。速いマシンを作り上げてくれたチームに感謝しています。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Well, it was a very frustrating qualify for us. The guys did an amazing job on the car since the beginning of the year and I feel much more confident when I drive it. Today we had a car to qualify in the top5 but unfortunately both sessions were red flagged when I was in my good lap and the car never felt as good as it was before those red flags when I had to go back on track. We missed Q3 for less than 2 tenth which is very disappointing as we were expecting much more. Anyway we' ll work hard on the race set-up tomorrow and we' ll try to bring some points home.」

「今回はイライラする展開でした。チームのみんなは今シーズンの初めから一生懸命やってくれていたし、トップ5には入れるマシンだったと思います。しかし、セッションはレッドフラッグでタイミング悪く中断されてしまいました。タイミングは良くなかったですが、自信にはつながりました。Q3への進出はなりませんでしたが、明日のレースではポイントを獲得したいです。」




決勝
日付:2016年4月24日(日)
天候:曇
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:リタイア
 #65 ベルトラン・バゲット:8位
観客動員数 : 32,000人

大祐は突然のトラブルで無念のリタイアも、バゲットは嬉しい初ポイント獲得

昨夜降った雨は止み、決勝日は朝から晴天で、絶好のレース日和となった。2&4レースということもあり、多くのモータースポーツファンが詰めかけ、賑わいを見せた。

いつもより遅めの時間帯となる15時15分にレースがスタート。19番グリッドスタートの大祐はスタートで2台をパスし、17番手に浮上。その後もペナルティを受けるマシンや早々にピットストップを敢行するマシンがあり、レースが折り返しとなる22周を過ぎる頃には12番手にまでポジションアップ。

また、12番手スタートとなったバゲットはポジションキープでオープニングラップを終えたが、同じくペナルティを受けたマシンなどがあり10番手を走行。ペースを着々と上げ、その後、前を行く8号車をパスし9番手に。

ピットのタイミングを図りながら、周回を続けていたが、大祐が29周目、バゲットはできるだけ引っ張る作戦をとり32周目にピットイン。それぞれ大祐は13番手、バゲットは9番手を走行。さらにプッシュを続ける2台だったが、大祐のマシンにトラブルが発生したことで異常を示すアラームが点灯し、一旦ピットにマシンを戻すことになってしまう。マシンのチェックをしてコースに戻るも、トラブルは解消せず、再度ピットにマシンを戻し、ここでレースを終える。

一方のバゲットはレースセットアップが決まり好ペースで前のマシンに迫り、猛プッシュをかけて周回を続ける。残り周回が数周というところで見事にそのマシンを攻略し8番手に。そのままチェッカーを受け、初戦で1ポイント獲得、バゲットにとってはスーパーフォーミュラ参戦初の嬉しいポイント獲得となった。


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「途中まで良いペースで走ることができていましたが、最後は油温が上がってしまうトラブルが発生し、リタイアとなりました。マシンのパフォーマンスを結果に反映できず残念でしたが、バゲット選手がポイントを獲得してくれてチームとしては良いレースになったと思います。次は予選から良い戦いをできるように頑張りますので、ご声援を宜しくお願いします。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「We knew that we had to do a perfect race without mistakes and a good strategy to get some points. I took a good start and the car was really quick after that. I overtook 2 cars during my first stint and another one after my pit stop to grab P8. It was our target to finish in the points and we did it but I still feel disappointed as we had a car to finish at the front if we qualified better. Anyway we keep working and we come back stronger at Okayama!」

「ポイントを獲得するためには、ミスのない完璧なレースをしなければなりませんでした。いいスタートを切ることができたし、マシンはとても速かったです。最初のスティントでは2台をオーバーテイクし、ピットインの後は8位に上がることができました。予選でもっと前のポジションを獲得できれば、今日よりも上のポジションでフィニッシュできると思います。岡山ではよりよいレースができるよう、準備を進めます。」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「バゲットは初ポイント獲得ということも含め、いいレースをしたと思います。大祐はアンラッキーな週末となってしまいましたが、マシンのパフォーマンスは確認できているので、全体的なチームの状況としても次戦が楽しみです。」

※次戦は5月28日・29日に岡山国際サーキットで行なわれます。




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