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2014 SUPER GT RACE REPORT

第8戦 MOTEGI GT 250km RACE第8戦 MOTEGI GT 250km RACE

予選
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2014年11月15日(土)
天候:晴れ
予選結果:6位
観客動員数 : 15,500人

マシンの進化を感じさせる予選アタックで6番グリッド獲得

いよいよ最終戦を迎えたSUPER GT。今シーズンのEpson Nakajima Racingは、3位表彰台を獲得しているが、今年の集大成として、さらに上位を狙ってチーム一丸となってこの最終戦に臨む。今大会は全車ウエイトハンディなしのイコールコンディションとなるが、タイ大会でも予選から上位に食い込む速さを見せていたので、それを継続することにまずは集中する。

快晴に恵まれたツインリンクもてぎ。金曜に設定されたテスト走行と予選日の朝のフリー走行はドライコンディションで行なわれ、予選に向けたセッティング作業を繰り返して、いよいよ迎えた最終戦の公式予選。

Q1を担当したのは中嶋大祐。開始後、しばらくは待機することになったが、コースインをしてタイヤを温めている最中にコース上にストップする車両が発生し、赤旗が提示される。車両が回収されたのち、残り7分で再スタート。渾身のアタックで1分39秒379の4番手タイムを叩き出し、タイ大会に続いて2回目のQ2進出を果たした。

Q2が開始して約2分間の待機後、ベルトラン・バゲットは8台中最初にコースイン。タイヤを入念に温めてタイムアタックを始める。果敢にアタックを続けて、6番手タイムとなる1分39秒224をマークして明日の決勝に臨むことになった。


チームディレクター 立住 正幸コメント

「2戦連続のQ2進出となり、マシンの進化を感じる内容だったと思います。明日は今シーズンの最終戦となります。1年の締めとなる、いいレースができるようスタッフ一同頑張りたいと思います。」


中嶋 大祐選手コメント

「今回もQ2への進出を果たし、上位で予選を終えることができて良かったです。ノーハンデのドライコンディションでこのようなポジションを獲得できたことは自分たちにとってとても大きなことです。Hondaさん、ダンロップさん、そしてチームの努力に感謝しています。明日もミスなく戦って、多くのポイントを獲得できるようにしたいです。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「Very good quality for us. The team reacted really well after a tough free practice and the car was a lot faster in quality. It shows everybody that the hard work we do is paying. The fact that we could go to q2 and qualify 6 when everybody is on the same level without handicap is very encouraging. Dunlop is going forward at every race as is doing all the team. Let' s hope for a good race tomorrow!」

「今日の予選は僕たちにとって素晴らしいものになりました。フリー走行は厳しい結果でしたが、その後チームは本当によく対応してくれて、予選ではかなり速くなっていました。一生懸命努力をすれば報われるということを示してくれたと思います。実際、ハンディキャップなしで同じレベルにみんなが並んだ時、僕たちがQ2に進出できて予選6番手を獲得できたことは大いに励みになることです。ダンロップタイヤも他のチームと同様にレース毎に進歩していることを証明できたと思います。明日はいいレースになるよう頑張ります!」



決勝
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2014年11月16日(日)
天候:晴れ
決勝結果:14位
観客動員数 : 32,000人

ファステストラップ記録も・・・アクシデントに泣く

2戦連続のQ2進出を果たし、いい流れで迎えた決勝日。朝のフリー走行では決勝に向けたセッティングの確認を行ない、9番手タイムをマークし、今シーズン最後のレースに臨むことに。

13時に53周回のレースがスタート。スタートドライバーを務めた中嶋大祐はオープニングラップでブレーキのオーバーヒートによりコースアウトし、最後尾まで順位を落としてしまう。しかし、ここで諦めず気を取り直して、懸命の追い上げを図った。ファステストラップを記録しながら次々にポジションを上げていった大祐は、最終的には8番手までポジションを挽回。チームは23周目にピットストップを行ない、タイヤ交換、給油、ドライバーをベルトラン・バゲットに交代した。順調に走行を重ねていくと思われたが、バゲットがエンジンの不調を訴え、緊急ピットイン。しばらくピットで修復作業を行ない、再度コースイン。チェッカー目指して最後まで走り切り、14位で今シーズンの最終レースを終えた。


中嶋 大祐選手コメント

「望んでいたような結果でレースを終えることができず残念です。フォーメーションラップの最中にブレーキをオーバーヒートさせてしまい、スタート直後の3コーナーで減速できずコースアウトしてしまいました。自分のミスなので、チームに対して申し訳なく思います。ただ、その後のペースはとても良く、再びポイント圏内まで追い上げることができました。第2スティントでは別のトラブルもあってポイント獲得はなりませんでしたが、ファステストラップを記録できたことは今後に向けて大きな弾みになると思います。今シーズン、ダンロップさんのタイヤの進化は素晴らしく、常に上位を争える準備が整ったと思います。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「It wasn' t the race we expected. The car was really good when we were driving on our own but once we had to overtake cars in traffic we were suffering a lot because of pick up. Anyway without our engine problem we could finish in the points which is really positive. Let' s hope we can keep this momentum for next year in order to grab a good position at the championship!」

「今日のレースは僕たちが予想していたようにはなりませんでした。マシンは単独で走っている時はいい感触でしたが、渋滞の中でオーバーテイクをかけようとした時にエンジンのピックアップの問題でかなり苦しい状況でした。もしエンジンに問題を抱えていなければ、かなりの確率でポイント圏内でフィニッシュできていたと思います。来年のチャンピオンシップでいいポジションを獲得するため、この勢いをキープできるように頑張ります!。」


総監督 中嶋 悟コメント

「予選では、ドライでのマシンの進化をみなさんにお見せできたと思います。しかし、レースではオープニングラップからつまづいてしまい、苦しいレース展開となってしまいました。今年の締めをする気持ちで臨んでいたので本当に残念です。来シーズンに向けて、早くも来月からテストを行なっていくことになります。開幕までの貴重な時間を無駄にしないように、1歩ずつ頑張ってまいりたいと思います。今シーズンもたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。」

※今シーズンのEpson Nakajima Racingへのご声援をありがとうございました。



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