トップ > レース > レースレポート > SUPER GT 第6戦 43rd International SUZUKA 1000km

Schedule レースカレンダー

2014 SUPER GT RACE REPORT

第6戦 43rd  International SUZUKA 1000km第6戦 43rd International SUZUKA 1000km RACE

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2014年8月30日(土)
天候:曇りのち晴れ
予選結果:出走せず
観客動員数 : 25,000人

公式練習にて出火、修復が追いつかず予選を見送ることに

残るレースがいよいよ3戦となったSUPER GT。前戦富士で3位表彰台を獲得したEpson Nakajima Racingは、その勢いをそのままに、暑くて、長い1000kmレースも確実に走り切って上位に食い込んでいきたいところ。

今週末は不安定な天気予報となっていたが、今朝は晴れ間も見え、過ごしやすい気候となった。朝の公式練習は9時40分に開始され、中嶋大祐のドライブでコースインしたEpson NSX CONCEPT-GTはすぐにベルトラン・バゲットに交代し、再びコースに戻る。予選に向けたセッティングを進めていきたいところだったが、スプーンカーブ手前でマシンにトラブルが発生、マシンから出たオイルに乗ってコースオフしてしまう。その直後、コースに戻ったマシンから出火。火はあっという間に燃え広がり、マシンに大きな損傷を与えることとなり、大掛かりな修復作業を強いられることになって、その後の時間をピットで過ごすことになってしまう。14時15分にGT500クラスの予選が開始されたが、修復が間に合わず、出走することができないまま、明日の決勝レースを迎えることになった。


チームディレクター 立住 正幸コメント

「富士でいいところをお見せできたこともあり、この大会もチーム一丸となり張り切っていたのですが、走り始めから大変なことになってしまいました。修復が間に合わず、予選に出走することは叶いませんでしたが、明日は1000kmと長いレースなので、必ずチェッカーを受けられるように諦めずに走り切ることを第一目標にみんなで頑張りたいと思います。」




決勝
会場:鈴鹿サーキット
日付:2014年8月31日(日)
天候:曇り
決勝結果:12位
観客動員数 : 36,000人

猛烈なプッシュをかけるも、マシントラブルにより結果を残せず

予選前の練習走行でのトラブルで公式予選に出走することができなかったEpson NSX CONCEPT-GTだったが、決勝前のフリー走行には修復を終えたマシンが無事に参加し、8番手タイムをマーク。予選を未出走となったことから、長く過酷な1000kmレースに15番グリッドから臨むこととなった。

通常のレースとは異なり、11時05分にはスタート進行が開始され、いよいよ12時15分に決勝レースのスタートが切られた。フォーメーションラップを終え、スタートドライバーを務めたベルトラン・バゲットは一気に10番手まで順位を上げる。4周目にはさらに前の1台をオーバーテイクし、9番手に。快調なペースで周回を続け、8番手を走行していた20周目に1回目のピットインを行ない、タイヤ交換と給油をして、11番手でコースに復帰。各チームの1回目のピットインが終わった35周を終えた段階で、バゲットは6番手を走行。2回目のピットインに備え、厳しい状況の中、懸命のプッシュを続ける。40周目にピットインを行ない、ここで中嶋大祐に交代し、タイヤ交換と給油を終えてコースに戻る。代わった大祐もタイヤを労わりながら懸命のプッシュを続け、76周目に前のマシンをパス、7番手で3回目のピットインをしようとしていたところ、パスしたマシンに追突されピットロード入口でスピン。タイムロスをしたが、そのまま何とかピットへ入り、ドライバーチェンジとピット作業を行なう。86周目にはピットイン時に追突された影響で、左のリアタイヤがパンクし、バゲットはコースアウト。マシンをピットに戻すことに。しばらくマシンの修復に時間を費やしたが、再び走行を開始。12番手となったが、諦めることなくチェッカーを目指してプッシュを続ける。110周目に再び大祐に交代、最後のピットストップまで気を抜くことなく自己ベストタイムをマークし、周回を続けていく。バゲットへ最後のバトンを確実につなぎたい大祐だったが、124周目にマシンの不調で緊急ピットイン。ブレーキのトラブルにより、レース続行は不可能と判断され、ここでレースを終えることになった。


中嶋 大祐選手コメント

「最終的には追突によって受けたダメージの影響でリタイアせざるを得ませんでした。途中、追突を受けるまでは良いペースをキープすることが出来ていました。昨日の火災の後、メカニックが精一杯頑張って直してくれた中で結果を残したかったので残念です。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「What a tough weekend we had! We didn't run at all on Saturday and that costs us a lot. We started from last position and we progressively work up our way trough the field. Unfortunately we got it by another car in the middle of the race and from that point we started to have a lot of problem to finally retire. The positive thing is that our tires were very consistent and our lap time on one lap not to bad at all. We'll keep working hard and hopefully come back in the points in Thailand.」

「なんてタフな週末だったんだろう! 僕たちは土曜日ほとんど走れなかったし、それが大きな損失となってしまった。僕たちは最後尾からのスタートだったが、どんどん自分たちのレースを進めて行った。しかし、不運なことにレース中盤ほかの車にぶつけられ、この時点から最終的にリタイアにつながる問題をかかえはじめてしまった。ただ、希望が持てるのは僕たちのタイヤがとても安定してきていて、一発のタイムも悪くはなかった点だ。僕たちはタイ大会ではポイントを獲得するためにこれからも頑張り続けます。」


総監督 中嶋 悟コメント

「1000kmレースという長い大会の始まりに大きなトラブルがあり、過酷なレースとなりましたが、メカニックたちの頑張りもあり、何とかライバルたちと同じ状況でレースをすることができました。レースのほうは、やはりいろいろなことが起こり、歯痒くなるシーンもありましたが、みんなの力を結集して戦ったことは、今後のレースへの大きな自信に繋がったと思います。長時間のレースでしたが、最後までたくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました。残りレースが2戦となりましたが、全力で頑張ってまいりますので、よろしくお願い致します。」

※次回のレースは10月4日・5日のブリーラムユナイテッドインターナショナルサーキット(タイ)となります。



Privacy Policy
contact sitemap