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Report レースリポート

2013 SUPER FORMULA RACE REPORT

第3戦 富士スピードウェイ第3戦 富士スピードウェイ

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2013年7月13日(土)
天候:曇り
予選結果:
 #31 中嶋大祐:8位
 #32 小暮卓史:14位
 観客動員数 : 8,900人

大祐8番手・小暮14番手、決勝での巻き返しに期待。

開幕戦から早くも3か月が経過したスーパーフォーミュラ。つい先日、世界遺産に登録されたばかりの富士山の麓にある富士スピードウェイで第3戦が開催される。第2戦では、2台ともリタイアという不本意な結果となり、なんとかここから流れを掴みにかかりたいナカジマレーシングは、開幕前のテストでも好調ぶりをアピールしているサーキットなので、2台揃っての上位フィニッシュを目指して、このレースに臨む。

曇り空のもと朝のフリー走行が行われ、小暮6番手、大祐13番手で順調に予選に向けたセッティングを進める。
13時50分からノックアウト方式の公式予選が開始。ノックアウト方式の予選とは、Q1 は全19 台が出走し、上位14台がQ2 へ進出。これの上位8台がQ3 へ進出し、最終的にグリッドが決定する予選方式。
まずはQ1で大祐は8番手タイムを記録し、Q2へ進出を決める。一方、小暮は朝の走行とは違うマシンのフィーリングに振り回され、最後のアタックでなんとか14番手タイムを記録しQ2へ。そのQ2では、大祐は6番手タイムを記録し、最終セッションへ駒を進めることに。小暮は朝の状態にマシンが戻らず、うまく予選を進めることができないまま14番手タイムとなり、ここで明日のグリッドが確定する。
今シーズン初めてQ3に進出した大祐は、前戦までうまくかみ合わない予選が続いていたが、懸命のアタックを見せ、8番手で明日の決勝レースを迎えることになった。


チームディレクター 立住 正幸コメントチームディレクター 立住 正幸コメント

「予選まではうまくマシンのセットを進められていたはずなのですが、いざ予選が始まると小暮は思うようにいかなかったようです。大祐はQ3に進むことができましたが、他車も手強く、もう少し上に行くかと期待していましたが、8番手となりました。明日は、一つでも上のポジションを狙って、積極的なレースをお見せできるよう頑張ります。」


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「オートポリスでのレースが終わった後、チームが一生懸命マシンの問題点を洗い出してくれました。その成果が出て、今回は走り出しから比較的良いバランスで走ることが出来ました。Q1とQ2はバランスがとても良く、Q3ではもう少し上位を狙えると思っていたのですが、Q3では若干タイムロスがあり、残念ながら8位に終わりました。データを確認したところ、風向きの変化に影響を受けてしまったようです。
明日も精一杯頑張って、まずはポイントを獲得出来るようにしたいと思います。 」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「フリー走行からマシンの状態がよく、期待が持てました。予選に関しては思うようにマシンが走ってくれず、苦戦しました。セッティング変更が仇となり、想像以上にハンドリングバランスが悪化し、原因が追究できないまま予選が終了してしまいました。
明日は苦しい順位からのスタートですが、最後まで諦めず今までで最高の走りを目指したいと思います 。」




決勝
会場:富士スピードウェイ
日付:2013年7月14日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:10位
 #32 小暮卓史:14位
観客動員数 : 15,700人


ポジションアップを狙う大祐、接触し苦しい展開の小暮。

朝から快晴のレース日和となった富士スピードウェイ。気温もみるみる上昇し、暑いレースとなった。
9時05分から開始されたフリー走行。2台とも順調にレースに向けた確認を行い、大祐3番手、小暮8番手タイムで、14時15分のレーススタートを待つ。

レース開始時刻に向けて、さらに気温は上昇。多くのお客様に見守られながら、2台はスタートを切る。
スタートしてすぐの1コーナーで後方グループの混乱に巻き込まれ、小暮はマシンを損傷。スタート早々最後尾に落ちてしまい、厳しい状況に。その混乱でセーフティーカーが導入される。
5周目にリスタート。大祐はポジションを2つ落としながらも順調に周回をしていく。小暮は苦しいながらも、懸命に走行を続け予定通り10周目にピットイン。左側のみのタイヤ交換と給油を行いコースに復帰。必死で前を追いかける中のバトルで、軽い接触などもあり、マシンを損傷し、思ったようなペースで走ることができない苦しい展開に。
一方の大祐は、安定したペースで周回を重ねて、少しずつポジションを上げて走行していく。32周目にピット作業を行い、ゴールを目指して懸命の走行を続け、10位でチェッカーを受けた。
最後まで苦しい状況が続いた小暮は、なんとかマシンをコントロールしチェッカーまで走り切り、14位でレースを終えることとなった。


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「難しいレースでした。セットアップはだいぶまとまってきたのですが、あと少し煮詰める必要があると思います。ピットストップ時間を縮めるために、片側2輪交換を選びましたが、結果的には裏目に出てしまいました。ドライビングの面でも、まだ改善できる部分はありそうです。ポイントが獲れそうで取れないレースが続いていますが、今後とも精一杯頑張ってポイント獲得を目指します。」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「スタートはうまく決まり、ポジションアップのチャンスがあったのですが、後続からのプッシングに遭い、最後尾に落ちてしまいました。ペースは悪くなかったですが、予定通りの作戦で10周目にピットインを行い、チームの迅速な作業でコースに送り出してくれました。この際、左側2本だけ交換の作戦を取ったのが、後にレースを決める重要なポイントとなり、マシンバランスが大きく変化し、乗りづらく、思ったようなラップタイムをとることができなくなってしまいました。このため、後続の10号車と速い段階でのバトルとなり、接触してフロントウイングを傷めたことが、さらに足枷となってしまいました。何とか走れる状況でしたが、パフォーマンスは大きく落ち、最後まで我慢のレースとなりました。今週末ほど噛み合わないレースは経験がなく、納得がいかないことが多かったですが、起こった出来事から今後に生かせることを学び、同じような状態にしないことを最大限努力していきたいと思います。次回のもてぎからは、鈴鹿同様、本来のパフォーマンスを発揮しやすいサーキットに戻るのでいいレースができるよう、気持ちを切り替え頑張ります。」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「1ポイントを獲ることの重みを痛感するレースでした。明るい兆しを感じる部分はありながらも、厳しい戦いを強いられ、なす術がなくなってしまう苦しい展開となってしまいました。次戦に向けて、もう1度マシンを洗い直し、万全な状態で臨めるようにしたいと思います。
暑い中、多くのご声援をいただき、ありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します。」

※第4戦は8月3、4日にツインリンクもてぎにて開催されます。




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