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Report レースリポート

2011 FORMULA NIPPON RACE REPORT

第7戦 ツインリンクもてぎ第7戦 ツインリンクもてぎ

予選
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2011年11月5日(土)
天候:晴れのち曇り
予選結果:
 #31 中嶋大祐:Race1:12位/Race2:13位
 #32 小暮卓史:Race1:9位/Race2:5位
観客動員数 : 6,000人

今季最終戦を迎え、来季へ繋がる戦いを見せる!

いよいよ最終戦を迎えるフォーミュラ・ニッポン。今大会は2レース制で争われ、ポイント制も通常とは異なり、連勝すれば一気に16ポイントを獲得できる。タイトル獲得の可能性はなくなったものの、1つでも上のランキングを狙い、来季へつなぐレースとなるよう今年の集大成を見せたいNAKAJIMA RACING。

朝から晴れ渡ったツインリンクもてぎだったが、予選が開始される頃には曇り空に。
今回の予選はノックアウト方式で行われた。ノックアウト方式の予選とは、Q1は全17台が出走し、上位13台がQ2へ進出。これの上位8台がQ3へ進出し、最終的にグリッドが決定する。

まずQ1で、大祐が12位、小暮が9位でQ2へ進出を果たす。10分後に開始されたQ2では大祐が13位となり残念ながらノックアウト、小暮は4位でQ3へ駒を進めた。

そして最終セッションとなるQ3。小暮はRace2のポールポジションを狙い果敢にアタックをするも5番手タイムで予選を終えることとなった。

この結果、Race1は大祐12番グリッド、小暮9番グリッドから、Race2は大祐13番グリッド、小暮は5番グリッドからのスタートとなった。


チームディレクター 藤井 一三コメント

朝のフリー走行、予選Q1とまあまあよいフィーリングはあったのですが、Q2、Q3と他のマシンに比べ、合わせこみがうまく進まなかったような気がします。明日は最終戦。今季初の2レース制で、何かと大変なレースになると思いますが頑張ります。


#31 ドライバー 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

フリー走行での中古タイヤのペースはよく大きな期待を持って予選に臨んだのですが、悔しい結果に終わりました。しかし、毎セッション様々なことをトライした結果ですので、この結果は素直に受け止めて今後の糧としていきたいと思います。明日の決勝は短いレースなのであまり深く考えず思い切った戦いをしたいと思います。


#32 ドライバー 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

最終戦ではあったのですが、今回は大幅にマシンのセッティングを変更し、新たな発見がいくつもあり、やっとベースセットが見つかった気がします。予選の内容的にはQ1のオーバーランが響いて第1レースのポジションは良くありませんが、チャンスをうかがって上位進出を狙っていきます。Q2、Q3に関しては細かいツメとドライビングの修正がとれればポールポジションも見えていただけにとても悔しかったです。今回に関しては5番手ですが、マシンの状況がよくなってきたので、明日はいいレースができると思っています。




決勝
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2011年11月6日(日)
天候:曇りのち雨
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:Race1:11位/Race2:7位
 #32 小暮卓史:Race1:5位/Race2:4位
観客動員数 : 9,000人

1日2レース、降りしきる雨という難しいコンディションの中、粘り強く戦った!

昨夜に降った雨で路面はウェットの状態で迎えたRace1。23周回の超スプリントレース。

小暮9番、大祐12番グリッドからのスタート。難しい路面コンディションではあったが、2台ともスリックタイヤでのスタートをして、上位に食い込んでいけるよう粘り強い走りを披露。小暮は他のマシンのスピンに巻き込まれる格好でフロントウイングを破損しながらの走行を強いられたが、トップグループと遜色ないタイムで走行、5位でチェッカーを受けた。大祐はフォーメーションラップでスピンをし、最後尾からのスタートとなってしまったが、諦めることなく前のマシンを追いかけていき、11位でチェッカーを受けた。

午後に行われたRace2はレインコンディションの中、スタート。だんだんと雨量が多くなりドライバーにとっては厳しい走行を強いられたが、冷静に確実に周回を重ねていく。10周回を終了した頃、コース上で多重クラッシュが発生し赤旗中断。その後レースは再開されたが、状況に変化はなく終始雨の難しいコンディションの中、粘り強く1つでも前のポジションを目指し走り続け、小暮は4位、大祐は7位でチェッカーを受けた。


チームディレクター:藤井 一三チームディレクター 藤井 一三コメント

第1レースは少し濡れた路面ではありましたがドライタイヤでのスタートを選択。大祐のスピン、小暮の接触等アクシデントはありましたがその後は順調に走ってくれました。
第2レースは雨が降り出したためウェットタイヤでのスタート。両ドライバー共視界が悪い中ミスなく果敢にレースを戦ってくれたと思います。

2011シーズンも終わってしまいました。当然今シーズンは納得の出来る成績ではありませんでした。来シーズンはもう少し良いコメントが出来るように頑張ります。


#31 ドライバー 中嶋 大祐#31 中嶋 大祐選手コメント

第1レースはフォーメーションラップでできるだけタイヤを温めようとしたところミスをしてしまい、最後尾からのスタートとなってしまいました。そのあと、雨の量が多かった前半はタイヤをうまくグリップさせることができず苦しい展開となりました。雨の量が減ってきた後半のペースはよかったのですが前半にひらいた前のマシンとの差を縮めきることはできず11位でのフィニッシュとなりました。

第2レースは雨の量がとても多く非常に難しいレースでした。視界が悪くミスが一切許されないレースでしたが、その中でミスなく走り切り結果として7位でフィニッシュしポイント獲得できたのはよかったと思います。苦戦することが多いシーズンでしたが、ご声援をいただいたみなさまにはとても感謝しています。来週のスプリントカップも精一杯頑張ります。


#32 ドライバー 小暮 卓史#32 小暮 卓史選手コメント

1レース目はスタートで半分ストールしたのが原因で数台にパスされてしまいました。スタート直後に前のマシンがスピン、それをよける為に他のマシンのリアタイヤとフロントウイングが接触し、破損してしまいました。ただマシン的には自分が求めてきたものに近い動きが出てきてペースも悪くなかったです。途中数台をパスして5番手。マシンが完璧ならばトップも狙えるポテンシャルが確認できたので、ここで証明されてホッとしました。

2レース目はスタートがよくて1台をパスしましたが、前が見えなくて再度抜かれて順位を落としてしまいました。ペースはよかったはずですが、赤旗中断中にマシンのセッティング変更とタイヤ交換を施しました。

雨の量が減ったので危険性は減りましたが、ハンドリングバランスがタイヤを変えたことにより悪化しペースが思うほど上がらず、残念な結果となりました。

今シーズンはタイヤという重要なファクターが変わったことによりこれまでのセッティングが通用せず、NAKAJIMA RACINGらしからぬところをお見せしてしまい、悔しい気持ちでいっぱいです。しかし、少しずつ前進し来年に向けベースを作りつつあります。来年こそは悲願のチャンピオン獲得に向け準備を着々と進めていこうと思います。今シーズンもご声援ありがとうございました。


総監督 中嶋 悟総監督 中嶋 悟コメント

1年間たくさんのご声援をいただきありがとうございました。第1レースの内容はポジションが悪いにもかかわらず、5位と11位でレースを終え、スリックタイヤではあるけれど、濡れた場所がある難しいコンディションを無事に走り切ることができました。

第2レースは雨量の多いレースとなりました。小暮は1つ上げ4位、大祐は13位から6つあげて7位でフィニッシュ。ともに厳しいコンディションの中、無事に走り切りシーズンを終えました。

これからも来年に向けて頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願い致します。

※次戦は11月11、12、13日に富士スピードウェイにてFUJI SPRINT CUP 2011が開催されます。



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