トップ > レース > レースレポート > 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第5戦 スポーツランド菅生

Report レースリポート

2010 FORMULA NIPPON RACE REPORT

第5戦 スポーツランドSUGO

予選
会場:スポーツランドSUGO
日付:2010年9月25日(土)
天候:曇り
予選結果:
 #31 山本尚貴:6位
 #32 小暮卓史:2位
観客動員数 : 5,500人

2台ともセッティングに苦しみつつも2位、6位のグリッドを確保

気温13℃、路面15℃といういきなり冬を思わせる天候のスポーツランドSUGO。朝のフリー走行は小暮が3番手、山本が6番手とまずまずの結果で終了。

ノックダウン方式で行われた公式予選。2台はQ1、Q2を難なくクリアし、迎えた最終セッション。寒さは若干和らいできたものの、依然気温15℃、路面18℃とまだまだ肌寒くタイヤのウォームアップに気を使いながらのアタックとなる。小暮はロイックに100分の5秒届かず2番手。山本も若干セッティングを変え、アタックし、なんとか6番のグリッドを手に入れた。2台とも若干セッティングに苦しみつつも2位、6位のグリッドからスタートする。


チームディレクター 藤井 一三コメント

2台とも少しセッティングに戸惑っています。今夜さらに詰めて、明日の決勝はいいレースができるようにします。目標は2台揃っての表彰台です。


#31 山本 尚貴選手コメント

今回持ち込んだクルマのセッティングが狙い通りではなくそれを修正するのに、少し時間がかかってしまいました。ただ、予選に関してはセッションが進むにつれてマシンのフィーリングがよくなっていったのはチームのみんなのおかげだと思います。自分のミスもあったし、波に乗り切れなかったですけど、6番グリッドは悪くない位置なのでスタートをしっかり決めてミスなく走って表彰台を獲得したいと思います。


#32 小暮 卓史選手コメント

昨日、満タンでテストしてフィーリングがわかったのでよかったですが、余裕があると思っていたわりにはタイムは僅差で、今シーズンになってタイヤが去年と違いハードタイヤを使っている影響などもあってか、去年とまったく同じような状況とはいかず、違和感がありました。予選では大きくセッティングを変更して臨みましたが、思っているのとは違う動きをしてしまう感じがあったり、Q2では他のマシンに引っかかってしまうなど、納得できない結果となってしまいました。エンジニアを始めいい働きをしてくれて自分の求めるマシンの動きに近づけてきてくれたことには感謝します。

結局、タイム差から見ても悔しい予選になってしまいました。

明日はシリーズ争いをしている選手が上位にいるので、緊迫したレースになると思います。

とにかく自分の仕事をきっちりしていいレースをしたいと思います。もちろん優勝したいですね。




決勝
会場:スポーツランドSUGO
日付:2010年9月26日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 山本尚貴:リタイア
 #32 小暮卓史:5位
観客動員数 : 12,700人

山本はスタート直後の接触でリタイア。小暮はマシンバランスに苦しみ順位落とす

昨日とは打って変わり晴天に恵まれたスポーツランドSUGO。

気温も21℃、路面温度33℃と上昇し、秋の気配の中、全15台がスタートを切った。2番手スタートの小暮はホールショットを決め、トップで1コーナーへ進入する。6番手からスタートした山本は、前を走るJP選手とアンドレ選手の接触があり、弾かれたJP選手のマシンが右リアにヒット。サスペンションを壊し、スタート直後にリタイアとなった。これによるセーフティーカーが4周に渡って導入された。小暮はリスタートの際、ロイック選手に先を越されてしまい2位で周回を重ねていくこととなる。30周を終了した時点でルーティンのピットイン。ガス補給と今回はピットでのロスタイム短縮のためリアタイヤ2本のみの交換でピットアウト。しかしこの後、依然マシンのバランスは完璧ではなく順位を落としてしまう。結局、5位でチェッカーを受けた。


チームディレクター 藤井 一三コメント

惨敗でした。今回は2台ともセットを煮詰め切れず、スピードが少し不足していたと思います。小暮はいいスタートを決めて、リードできるかと思ったのですが他車のスピードのほうが速く順位をキープすることができませんでした。山本は他車同士の接触によるもらい事故のようなかたちでリタイアとなりました。レースをスタートしたばかりでのリタイアは少し可哀そうでしたね。残りの2戦、再度マシンのセット他、見直して戦うつもりです。


#31 山本 尚貴選手コメント

スタート直後の2コーナーで前を走る選手がスピンしたことによって、僕のマシンにあたってしまいリタイアしてしまいました。今季初めてのリタイアで最後まで走り切れなかったことがすごく残念です。この3日間、なかなか流れに乗れなかったですがその中でも良かったところ悪かったところの引き出しを増やすことができたことは大きな収穫だと思います。次戦のオートポリスをフォーミュラ・ニッポンで走るのは初めてですけど今回の経験を活かしてチームのみなさんと一丸となって頑張りたいと思います。


#32 小暮 卓史選手コメント

スタートはすごくよかったのですが、すぐにセーフティーカーが入ってしまい僕たちの作戦的には入らなかったほうがよかったです。リスタート後は、タイミングがとりづらくて抜かれてしまいました。そこから前のマシンについていけると予想していましたが、ついていけなかったのが敗因だと思います。燃料が多かったということが原因だとは思いますが、ピットに入ってリア2輪のみの交換を行ないましたが、2輪だけ交換のマシンのバランスが、予想したものと全然違って、乗りづらく思うようなタイムで走ることができませんでした。それでパッシングを許してしまったと思います。あとはゴールさせるのみの仕事となってしまいましたが、最後オリベイラ選手がストップしたのは棚ぼた的ですが、シリーズポイントトップになったことは今後大きいと思います。ドライバーとしていい走りをして、レースに勝ってチャンピオンを獲っていきたいと思っています。


中嶋 悟 総監督

山本は前車の接触で今シーズン初めてのリタイアをしてしまい、非常に残念な結果となってしまいました。小暮はいいスタートを切ったもののセーフティーカー後のリスタートでロイック選手に前に出られてしまいました。それよりも残念ながらマシンが完璧ではなかったので、5位という結果になったと思います。いろいろなピット作業で作戦を使いましたが、それを引き出すに至らなかったです。しかし、ポイントリーダーには間違いないので、残り2大会をチャンピオン目指して頑張っていきたいと思います。ご声援ありがとうございました。


※次回のレースは10月16日・17日のオートポリスラウンドとなります。

※テレビ番組放送予定
10月1日(金)23:00-23:55 BSフジ「フォーミュラ・ニッポン2010」





Privacy Policy
contact sitemap