トップ > エンターテイメント > 伝説の一戦 > 2001年 全日本GT選手権 第5戦 もてぎGTチャンピオンレース

Legendary Races 伝説の一戦



カテゴリー:全日本GT選手権
サーキット:ツインリンクもてぎ
決勝日:2001年9月16日
トラック:ドライ
予選:ポールポジション/決勝:1位

他車を圧倒する予選でPP獲得

このシーズン、ドミニク・シュワガー選手と松田次生選手を擁し、Mobil 1 NSXで選手権を戦うNAKAJIMA RACING。

金曜の公式練習から好調さをキープし、翌土曜日に行なわれた公式予選でも他車を圧倒するタイムを叩き出しポールポジションを獲得する。
真夏のような暑さのなか行なわれた63周回の決勝レース。
スタートドライバーのシュワガー選手は安定した走りでトップをキープしたまま周回を重ねていく。しかし、スタート直後に起こった300クラスのクラッシュでコース上にばらまかれたパーツを踏んでしまいタイヤがパンク、さらにブレーキダクトがふさがってしまうアクシデントに見舞われる。6周目に何とかピットに戻りタイヤを交換してコースに復帰するも、クラス最後尾の17番手まで後退してしまう。しかし、シュワガー選手はそこから驚異の追い上げを見せ、次々とポジションをアップしていく。


悪夢を振り払う快進撃で松田次生GT初優勝を遂げる

35周を終えたところでピットイン。ドライバー交代とルーティン作業を行なう。代わってステアリングを握った松田選手も上位陣を猛追していく。他車と接触する場面も見られるハードなレース展開だったが着実にラップを重ね順位を上げていく。レースが残り10周を切ると、トップを走るマシンがペースダウン、さらに前を走っていた車がスピンオフや燃料切れを起こし緊急ピットインするなど続々と波乱が起こり、松田選手は60周目にトップに返り咲くことに成功する。残る3ラップを力強く走り抜きトップでチェッカーを受け、初優勝を飾った。松田選手にとってもこれがGT初優勝となり、歓喜の涙を流しチームと喜びを分かち合った。

アクシデントやトラブルに負けない絶対的なチーム力で掴んだ奇跡的勝利。これも伝説の一戦だ。







中嶋悟コメント

ポールからスタートしたにも関わらず、早々に最後尾までポジションを下げてしまいましたが、誰一人として諦めることなくチームの力で成し遂げた素晴らしい優勝だったと思います。これまでに経験したことのない忘れられないポールトゥウインでした。



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